梅花の幻影。

2005年3月6日
梅見に行きたくてたまらないのに、なかなか時間がとれないので、
せめて姿のない幻だけでもと思い、
武蔵野ワークス「Floral 4 Seasons」(→ ttp://www.azaban.com/)の
『春告げ草(梅)』の香りを選んでみました。
(→ ttp://www.azaban.com/asagi/f4/a113.html)

最初はやや果物っぽい香りがしますが(香料を見るとピーチらしい)、
肌になじむと、まるで白梅の枝を折って袂に入れたような、
穏やかな梅の香りが漂ってきます。
そして、時間の経過と共にくすんでいく色合いは梅花香に近いかも。

ずっと変わらず咲き続けるのが、人が追い求める理想の花なら、
いつか枯れて土に戻るのが自然の花。
梅の花の香りそのものを再現しているだけではなく、
その「イメージ」までをも取り込んだ調香であるように感じられます。

ここのフレグランスは、国内メーカーが創っているだけあって
日本の気候にとてもよく合う香り立ちです。
夏の高温多湿、冬の乾燥、どちらにも耐える和の花は優しくはかない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索